| Q1 |
「サイトのコンテンツというのは、ユーザーがどんどん上げていくので用意する必要がない」というのがWeb2.0の特徴の1つだと思うのですが、逆にサイトのシステムそのものを作るコストについては、どのくらいを目安に考える必要があるのでしょうか? また、Web2.0はユーザーサイドにメリットの大きいサイトが多いというイメージがありますが、事業として収益を上げていくには、やはり広告を使うのが最も有効なのでしょうか?
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| A1 |
システムに関するコストについては場合によりけりで、すごく小さい会社のホームページくらいなら、ムーバブルタイプをベースにブログの延長のようなものが作れてしまいますし、最近はECサイトの中にオープンソースのものがいくつも出てきています。そういったものを使えば、低コストでシステムを作ることができます。つまり、全体的に今までコストの掛かっていたものが掛からなくなってきていますので、そのあたりでコストを抑えていくという手法もあります。収益の上げ方については、おそらく、これまで最もWeb2.0を意識していた企業はアマゾンさんだと思うのですが、アマゾンさんは既にディレクトリを捨てて、レコメンデーションだけでサイトを作ろうとしています。今後は、今まで広告が付かなかった意外なサイトに広告が付く可能性もあります。
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| Q2 |
サイトのサービスの中で登竜門的な機能があるというお話で、おそらくこれは質のいいコンテンツをテレビで流したり、DVDにして販売するということだと思います。しかし、実際に一般ユーザーが作ったコンテンツの中で、どれくらい質のいいものが出てくるとお考えですか?
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| A2 |
弊社のソフトは基本的に汎用化されたソフトです。ですから、動画のポータルサイトがこのレコメンデーションエンジンを買っていただければ、基本的にアクセスのログを使っているので、動画であろうと音楽であろうとニュースであろうと、関係なく使うことができます。
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| Q3 |
今回のセミナーのタイトル「Web2.0の次に来るもの」に関連して、そもそも本質的なWeb2.0とは何なのでしょうか? 特に今まではwebページの単位でアドレスがあって、それがリンクでつながっていたものが、もっと細かく、一言書いたメッセージなどが融合できる――
そういった意味でのWeb2.0に関して、チームラボさんと世間の会社との違いはどんなところですか?
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| A3 |
基本的に、サイトマップそのものがサーチやマッチングのテクノロジーによって自動で生成されていく、それは有機的に常に変っていく。つまり、あるページがどのページに飛ぶかというのも動的に変っていくと思っています。
実際、うちの会社がもっと興味のあるところは、Web2.0というよりも「主観的なことがテクノロジーになるのではないか」ということなのです。言い換えると、客観化しなくてもテクノロジーになるということです。例えば、今までの技術だと「自分の知らない自分の好きなものに出会う」ための技術などはなかったと思います。「SAGOOL(サグール)」のように、テクノロジーなのに「面白い順に出す」というような動的な部分に、いまは最も関心があります。
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