Q1 |
マイクロソフトさんのイメージとして、やはりPCに強いというイメージがありますが、モバイルに関してはどのように考えているのか教えて下さい。
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A1 |
弊社では、モバイルに関しては、Windows Mobileというものを展開しており、こちらもノートPC上のOutlookを立ち上げるのに変わり得る端末として結構、はやり出してきています。
また、今日ご紹介したWPFはVista限定ですが、今後は、これのサブセットであるWPF/E(Everywhere)という物をリリースする予定です。マッキントッシュやリナックス、携帯も含めて非常に多くのデバイスをサポートする、リッチなユーザーエクスペリエンスを実現するプレゼンテーション技術です。
プラットフォーム自体がWindows Mobileになっているものに加えて、普通の携帯電話で実行できるようなランタイムエンジンという形で捉えていただければよいと思います。
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Q2 |
エンタープライズ2.0が出現すると、(Vistaを使った前提で考えると)日本の企業がVistaを導入してエンタープライズになっていくかといった、予測や方向性について教えて下さい。
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A2 |
Vistaについては、11月に企業向けを、1月末にコンシューマー向けを出荷させて頂きました。現状、コンシューマー向けの立ち上がりは予想以上に早いものの、企業向けの方はすぐに伸ばしていくことはできないと思っています。そういった意味でWPFの例をとりますと、例えば、XPユーザーのことを考えたアプリケーションの設計をしていく配慮が必要だと考えています。その場合、見た目や実行環境というのは、.NET Framework 3.0をダウンロードしてインストールして戴ければ一緒にできます。そういう意味では、XPも十分使えると思います。
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Q3 |
グーグルさんのお話はふれられる事も多いと思うのですが、例えばハードウェアで成功したのはIBMですが、売却してしまいました。ソフトウェアでマイクロソフトさんが出てきて、次にどうなるのか?グーグルに食われてしまうのではないかという話を巷ではよく聞きます。結局、真意はわからないのですが、実際はどのようにお考えですか?
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A3 |
グーグルさんは、最近、エンタープライズアプリケーションというに近いサービスを出されて、そういう意味ではオンラインの方に全てのソフトウェアが移っていくのではないか、サービス化するのではないか、という話をメディアでよくされる方がいます。
しかし、我々はそのようには思っていなくて、やはり携帯電話とかPCとか、現在普通に使っているソフトウェアやデバイスはそのまま使っていきたいというのがユーザーの心理だと思いますので、その中でどのようなユーザーエクスペリエンスを提供していくべきかということを考えています。
結局、サービスだけあってもダメで、その入り口が必要かつ重要です。また、何もかもブラウザだけでできるわけではないので、ソフトウェアの方も重要だと我々は考えています。これがSoftware Plus Servicesという考え方です。
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